電験三種は本当に1000時間の学習が必要なのか?
こんにちは、電太郎です。
私が、電験三種を学習するときに、どれくらい学習すればいいんだろうとネットで目安を確認確認すると、大半の記事にはこの1000時間という学習時間が並んでいました。。。
1日3時間を1年間継続し続けて、やっと受かるってことか。。。
って当時の私も絶句しました。
ということで、この数字には多少の脅しと過剰表現が入っていると感じましたので、2021年度、2022年度上期の2年間で電験三種を合格した私の実体験を紹介して、実際はどれくらいの学習時間がかかるのかを本記事で紹介します!
▼こちらの動画でも紹介しています
電太郎のスペック
まず、私の体験談からお話しするので、私がもともとどのようなスペックだったのかということをお話しします!
結論からいくと、私は全国で中堅くらいの国公立大学院の機械工学専攻を卒業しています。
何だよ、参考にならねーよと思われた方は、もう少し聞いていただきたいです。
名前だけ聞くと、国立大学というのは学歴が高いように思うかもしれませんが、私がこの大学に入ったのは1年間の浪人生活での勉強期間があったからです。
そして、私が専攻した機械工学科では、電気電子工学科とは違ってほとんど電気の勉強はしませんし、大学生活はよくいる遊んでばかりの学生でしたので電気の知識に関してはセンター試験物理レベルだと考えていただいて問題ありません。
ここで言いたいのは、数学的な知識のアドバンテージが文系の方に比べて少しあるくらいで、電気に関しては受験される方の中と変わらない初心者だったということです。
私が何時間の学習で電験三種に合格したか
まず、私がどれだけ学習したのかについて解説します。
ちなみに学習時間の算出は、毎日この頃は学習時間をXにポストしていましたので、かなり精度のいい数値で算出できています。
まずは、1年目の学習時間からいきます。
ここでは勉強を開始した頃の3~6月と、試験が近づいてきた7~8月で学習時間が違いますので分けて説明します。
まず3~6月の学習時間はこちらのようになります。
平日: 6:30~7:30 12:30~13:00 22:30~23:00 休日: 7:30~9:30 21:30~23:00 平日22日、休日8日、4ヶ月間として算出すると、合計288H
平日は約2.0Hを学習できるように時間を捻出しました。
朝会社に行くまでに1.0H程度を勉強に当てたのと昼休みの0.5H、夜の0.5Hくらいを学習に当てていました。
また、休日は午前中か午後のどちらかを学習時間に当て、2.0H程度学習し、夜は1.5H程度は学習に当てられるようにしていました。合わせて3.5Hをこの期間の休日は学習していました。
次に7~8月の学習時間です
平日: 6:30~7:30 12:30~13:00 21:30~23:00 休日: 7:30~11:30 20:00~23:00 8月の中旬に試験を受けたので、おおよそ合計200H
平日は、朝と昼休みで1.5Hを確保して、夜の学習時間をだらだらする時間はほぼゼロにして1.5Hに増やして勉強しました。合わせて3H程度学習しました。
次に休日ですが、こちらも午前中か午後のどちらかを学習時間に当てて4.0H程度学習し、夜に3.0H学習して7.0H程度学習しました。
試験が近づいてくると、休日は1日中するくらいの勢いが欲しいところですが、私の場合は集中力が持続しないタイプなのでこのくらいにしていました。
集中力がないのに学習時間だけ伸ばしても逆効果だというのが私の考えです。
ということで、私の1年目の学習時間の合計を算出すると、
3~6月までの288Hと7~8月までの200Hで約500H程度が私が、1年目に使った学習時間になります。
これで、理論、電力、機械の3科目を合格しました。
2年目は、法規のみの学習で、並行してYoutubeの情報発信もしていましたので、学習時間としては130Hで法規を合格することが出来ました。
ということで、最終確認すると、私が電験三種を合格するまでに学習した時間は、1年目の500H程度と2年目の130H程度ということで630Hで合格したことになります。
以上が、電太郎が合格するために費やした学習時間でした。
結局、合格には何時間の学習が必要なのか
ということで、最終結論として電験三種を合格するためには、何時間の学習時間が必要なのかについての私の考えを言います。
結論としては、
・理系の大学出身の方は400H ・高卒、文系の方は600H
理系の大学出身の方は、400Hとさせていただいたのは、私がかなり遠回りだと感じている学習も含みつつ、この時間で合格することが出来ているからです。
また、2023年度より電験三種が、ほとんど過去問重視の出題傾向、CBT方式により合格率が上昇していることからも、現在は合格までの学習時間が短くなってきていると感じています。
おそらく、私と同じ理系の方で、数学の基礎が身についている方なら、学習時間はこれくらいで合格が可能でしょう。
▼この時間で可能だと考える学習方法と無駄な学習をした内容に関しては、こちらの記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
また、高卒、文系の方に関しては電気的な知識に対する遅れは、そこまで問題ないかと思いますが、三角関数や複素数等の数学的な知識を思い出すのに、少し時間がかかるかと思いますので、理系の方の1.5倍くらいは見込んでおいた方が良いと考え、600Hとさせていただきました。
学習方法に関しては、文系の方も理系の方も同様に記事の内容で実践するのが良いと私は考えます。
もし、参考にしていただけるのであれば、私の学習時間を、参考に開始時期を早めるまたは1日の学習時間を増やす等を学習計画に盛り込んでいただければと思います。
念のため言っておきますが、あくまでも個人の主観に基づいて検討していますので、自分の考えと合わないと思われた方は、自分に合うやり方で実施いただければと思います。
本記事では、電験三種合格の私の学習時間という内容で解説させていただきました。
少し余談ですが、電太郎は、実は結婚していて小さい子供がいるのですが、電験三種は妻の協力もあって勉強の時間を休日のどこかでもらえるようにしてもらっていました。
この部分で妻には本当に感謝しています。
皆さんも同様の状況の方、多くいらっしゃると思いますので、協力を得られるように電験三種を取得したいという自分の熱意をしっかりと伝えると良いかもしれません。
私はそのようにして理解をしてもらいました。
以上、読んでいただきありがとうございました☺️
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